一橋大学農業サークル、はじめます!!:ぽてとだよりvol.1
そんな一言をツイートしたのは、KODAIRA祭の熱気も冷めやらぬ、6月5日の事でした。あれから早2ヶ月、すべてがめまぐるしく過ぎ、ぽてとと名付けられたそのサークルは、あっという間に25人以上もの部員を抱えることとなりました。
農天気.netをご覧のみなさま、はじめまして。農業サークルぽてと代表で、一橋大学法学部一年の森田です。
そもそも僕が農業に興味を持ちだしたきっかけは、中・高の6年間参加していた農芸部という部活でした。マンションの小さなベランダでしか野菜作りをしたことがなかった僕には、「畑で農作業のできる」農芸部はとても魅力的に見え、結果6年間の間、構内の小さな畑ではありましたが農作業を楽しみました。僕が入った時は活動があまり活発でなかったこともあり、バーベキューや焼き芋などのイベントの企画や、文化祭の展示など様々な活動に取り組んだことが印象に残っています。
そんな活動の中で、少し不思議にも思えることを感じました。東京の、それも区内にある学校で、ほとんど農業に関わったことなどない生徒ばかりであったにもかかわらず、農芸部の畑作業に魅力を感じる人が多かったのです。部員も20人は軽く超え(今は60人ほどいると聞いています)、作業やイベントの時にはたくさんの部員が集まるというのは、ある意味異様だったかもしれません。
大学に入学してからも、僕の農業に対する興味は変わらないばかりか、むしろ農業のために何かできないかという思いが強くなりました。そのような中、農芸部の活動を通じて感じていたことが思い出されました。大都会東京に住む、農業と全く関わりのなさそうにも見える多くの若者が、農業に潜在的な興味を抱いている、その一方で多くの農家は後継者不足に悩み、農業を辞める人も増えている・・・
それはある意味当然のようで、しかし少しおかしな状態にも思えます。
もし、大学生である僕達が、農業に親しみ、楽しみながら活動し、農業の未来を考えることが、この町の、この国の農業に、少しでもプラスになるのなら・・・
そう考えた結果、今回サークルを立ち上げるに至りました。
この農業サークルぽてとでは、畑を使っての野菜づくり・収穫した野菜をとって食べるバーベキューなどのイベント・地域の農業振興、の3つを主な柱として、今後活動していきたいと考えています。もちろん、新しいサークルですから、お固い「農業振興の検討」などにとどまらずに、会員がしたいことを自由に活動できるサークルにしていきたいと思います。わいわい楽しく野菜作りをする間に、ほんの少しでも農業の未来に思いを馳せる、そんな素敵なサークルを目指しています。
現在、Twitter効果でしょうか、すでに25名を超える会員が集まり、東京・くにたちのはたけんぼという農園を利用して野菜作りが始まっています。
畑では早速たくさんの野菜が育ち、7月末以降はいつ行っても余るほどの野菜が取れます。どう料理して(もしくはそのままで)食べようか考えるのもひとつの醍醐味ですね。
このコラムでは今後も、畑の様子や活動の内容、農業のことで気づいたこと・考えたことなどを、会員が交代でお伝えします。ぜひ、また見に来てください!
これから農業サークルぽてとをよろしくお願いします!!
〜農業サークルぽてと連載コラム「ぽてとだより」 Vol.1〜
今号の執筆者:森田慧(ぽてと代表・一橋法学部一年)
農業サークルぽてとをもっと知るには・・・
Twitter→@HitAgc
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