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「東京ばな奈」を超える東京名物を・・・JR東京駅新土産「TOKYOの畑から」レポート


東京、町田市の北部には「これぞ里山」といった風情の丘陵地が広がっています。

アニメ映画「平成狸合戦ぽんぽこ」の舞台となった多摩センターに隣り合わせながら開発されず、

タヌキたちの楽園が未だに残されている地域なのです。
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普通車ではなかなか入り込めない細道と急斜面をぬけた場所で昨今話題の「6次産業化」を象徴するようなプロジェクトが始まっているということで、

㈱農天気 小野が現場を訪ねました。

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山の斜面を覆うように敷かれたビニールマルチ(除草・保温・保湿を目的とした農業資材)

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集まっていた面々は、週末の農作業を楽しみにやってきたファミリーではありません。

約20名みなさん公用での農作業です。

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集まったメンバーは次の通り

㈱和郷・・・千葉県の農事組合法人和郷園グループの生産流通部門。代表の木内博一氏がNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」やテレビ東京「カンブリア宮殿」など数多くのメディアで取り上げられており「6次産業化」の象徴的存在

㈱ブールミッシュ・・・銀座本店の洋菓子チェーンを全国120店舗以上展開

㈱JR東日本ステーションリテイリング・・・駅構内商業施設エキュート運営

JR東日本・・・事業創造本部 沿線戦略・地域活性化部門 農業PROJECTメンバー

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約5000㎡(1650坪)に敷かれた累計5kmのビニールマルチに15000株のサツマイモの苗を一株一株手植えしてゆきます。

慣れない農作業に時折悲鳴をあげながらも和気あいあいと作業は進みました。

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しかし、なぜわざわざこのような取り組みを仕掛けているのでしょうか?

それは「TOKYOの畑から」の公式ページを見るとよくわかります。
商品

東京特産品を作り上げるプロジェクト「スゥイーツアトリエ」と称される「チーム」として上記企業の名前が挙げられています。

実際には生産・加工・流通・販売。ブランディングといったそれぞれの役割を各企業が果たしてゆくわけですが、そこはあえて「チーム」とすることで6次産業化の理想像となろう!ということのようです。
それを象徴する姿をリアルで表現したのが「みんなで苗を植える共同作業」と言えるでしょう。

炎天下の作業を一旦止めてのお昼。

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みんなで手植えした成果を見下ろしながら、木陰で弁当を食べるといったこともプロジェクト成功にむけての儀式と言えるかもしれません。

私も午前中で1000株ほど植えながら、皆さんとプライベート含めたざっくばらんなお話ができました。

私がいつも感じる「畑」の効能なんですが

畑では会議室とは全く異なる会話ができるんです。

服装も言葉遣いもとことんフラットになったうえで体を使った共同作業・・・釣りバカ日誌を思い浮かべてください。

そして、

このプロジェクトは町田市のみで行われているのではありません。

私が主にサツマイモの生産に関わっている国立市のほか、青梅、八王子、島嶼部においても各地の生産者との連携する取り組みが始まっています。

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6次産業化を「みんなで力を合わせて作る」と見立て、その過程もよりわかりやすく表現してゆこうというJR東日本を中心とした「TOKYOの畑から」プロジェクト。

小野も生産側の当事者として関わりながら、秋の収穫~販売までの展開を随時レポートしてまいります。